2012年6月12日火曜日

杖道稽古メモ

こたびは時間を割いて、剣術の稽古をつけて頂いた。
杖ばかりでなく、剣の稽古もいいものだ。

前へ、中段に太刀を下ろす。後ろ足で、斬る。途中で、止まらない。
後ろへ、水平に太刀を下ろす。太刀は、前へ。
腰で、斬る。

それより、出稽古合宿に行ったご報告をすると、その成果を見せるようにと言われる。
ととととととととんでもない。

ま、こたびのことはこたびのこととして、忘れないうちに、合宿の帰りの電車で書き留めておいたメモを残しておこう。おわったーッ、と、酒食らう前に書いといたもの、そして今思い出しつつ書いたもの。

残心のこと。足構え早すぎ。
左上段、諸手上段のこと。
八相→上段のこと。
太刀の握りのこと。左も右も、卵が乗るように握ること。百姓握りはイケナイ。
引き落とし打ちのこと。太刀は叩くものじゃない。杖の丸棒を生かし、太刀の鎬を擦って払う?もの。
突きのこと。後ろ足は打太刀の方へ。
突き外し打ちのこと。左手は杖から放すんじゃない、杖の上を滑らせるもの。
打太刀のこと。斬る、斬りつける、は違う。1本目は斬り下ろす、2、4本目は、斬り落とす?。
ゆえに、八相からそのまま斬る。おこりは、見せてもいいが、上段には、構えない。
後ろ足のこと。まだまだ、前足を回り込む癖が抜けない。
構え、片手をぶらぶらさせない。
繰り付けの、後ろ手のこと。横に出さない。後ろに、引く。

杖の、見切りのこと。打太刀のおこりを、見て体をさばく。

力のこと。杖を振っているのではなく、杖に振り回されている。力が余って、体が崩れている。
力は、いつか、抜ける。その秘訣は言葉に出来ない。稽古あるのみ。

番外、杖と太刀の手入れのこと。黒ずみは100均で売ってるメラミンのスポンジに水ちょいとつけて、ごしごしこすると綺麗になるらしい。
そして白ニャンコのこと。これはいつか、書こう。

さて。
武徳殿での練習を東照宮が快諾し、担当のお兄さんも実に心地よく応対してくれたのには、ワケがあると不肖新弟子はにらんだ。
東照宮のご祭神は家康公だから、武をそこで修練するのはふさわしいし、何よりも観光客が喜ぶ。
アトラクションとしては格好ではないかな?

杖道を稽古する者としても、これなんて言う武道です、とたくさんの人に聞かれるのは、杖道の宣伝にもなって喜ばしい。もとより、伝統ある道場で稽古するのは感激だと言うこともある。
もっと杖道人口増えないかな。

というわけで、いわゆるビジネス用語のwin-winというやつで、どちらの側にもいいことがある。ぎすぎすしたこのご時世、こういうこともなくちゃね。

それにしても、お世話下さった栃木杖道修業者の方々、本当にありがとうございました。

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