2021年12月6日月曜日

初心者指導備忘録 引提 左逆手引落の構え 

 三本目 引提

引提げの構えから → 太刀と合わせてから → 左逆手引落の構え

逆手の構えのままの握り(左手は順手のまま)で引落の構えになる。「左手親指を外して手を返す」ことはしない。

ここはゆっくり言葉で説明したほうが良い。基本動作の引落打のときの構えを体で覚えているため、つい左手を返してしまうから。左引落打の構えと混同させないように。

普段は何も考えずにささっとしてしまう動作だけど、こうしてきちんと言語化すると、

鬼滅の刃で ひのかみかぐらーとか水の呼吸!とか叫ぶときみたいで、なんかいいね。

2021年9月23日木曜日

1対20と1対2

 不肖 Webマスターは中堅どころとして稽古の指導をさせていただいてもいる。

マンツーマンだったり、2人を一度にだったり。

マンツーマンで、随所にヘルプが入ってくれるのが理想なのだが(欲をいえばヘルプがずっとついているとよい)。

このところずっと、稽古場所が利用できるのが20時までのわずか1時間ということもあり、ついつい矢継ぎ早に号令をかけてしまう。また、隣の部屋の他の武道の先生の怒号(笑)にかき消されないよう、大きな声を出す必要がある。さらには、稽古の前後に連絡事項の伝達をしたりで、

矢継ぎばや プラス 大声 → かっかかっかしがち なのを自覚する。

うーむ。むむむ。

そういえば、広域合同稽古に参加したとき、普段はもの静かでいらっしゃる先生がとても熱くご指導されていて、印象深かったことがある。よく考えてみれば、先生お一人で多い時には20人くらいの参加者に稽古をつけて下さるのだから、熱くなられるのも無理もない。

私なぞは以前、一度に6人(だいたい同レベル3組)をみたときには、号令はかけれないわ全体を見れないわと、まったくもってぐだぐだになってしまい、あまりのふがいなさに帰宅後がっくりとうなだれたことがあった。

まずは、一度に2人でも、エレガントな自分をキープしたいと、中秋の名月に誓う夜。そのためには普段から冷静沈着でいないとな。



2021年9月12日日曜日

日々前進

 本日 某所にて臨時で5名で稽古を行いました。

休憩をのぞいて正味一時間ほどでした。

私は 先生が何を どう 教えるのか

   自分はできているか いないか

   相手がどこまでできているか いないか

   全体の様子はどうか

   の4つを意識していました。あっという間の稽古でした。

とくに4番目については、参加者がそれぞれその時に欲しているものを提供できる場であろうとしています。実際にできるかできないかは別としても、そうありたいと心掛けています。

いったん稽古を始めると、できない自分が冷や汗をかくことも含め、充実したこの時間をずっとずっと過ごしたいと感じたりもします。アドレナリンのせいなのでしょうか。


今日がいちばん若い。


2021年8月24日火曜日

角川映画 大映・時代劇 傑作選 二人の武蔵

 『二人の武蔵』というDVDを入手して棚に寝かせていたのを、ようやく視聴した。

ジャジャーン♫

平田武蔵:長谷川一夫

佐々木小次郎:勝 新太郎

夢想権之助:本郷功次郎

岡本武蔵:市川雷蔵

大映スコープ総天然色 今ぞ対決する二人の武蔵の必殺剣! 

公開昭和35年


胸が高まります!

雷さま!







若い勝新!

切れてる間合い!

素晴らしい体さばき!


長谷川一夫!
世代が違うので存じ上げませんでした!貫禄!色気!


武蔵 対 夢想権之助!このショット、間合いといい握り方といいツッコミどころ満載ですが、役者さんですから!気にしない!

史実や武のことわりを求めてはいけません、物語を楽しむのです。昭和35年に人々が映画館でこの映画を楽しんでいたということを想像して、楽しむのです!

Webマスターと直接のお知り合いで、このDVDをご覧になりたい方はお声かけください。






2021年5月18日火曜日

全日本剣道連盟 杖道(日本語版)

杖道初心者の壁その1 つづき



緑の『解説』の イ 二本目 水月 では
形(かた)の中の引落打について

太刀を引落打すると同時に、右足から踏み出し「打」の顔面を攻める と記述してある。

「すると同時に」って…素直に読むと打つと同時になのですが、実際はこちらです、2分10秒をご覧ください。

早くみんなで稽古がしたい。

いまは、独りで。 

杖道初心者の壁その1

 二本目 水月(すいげつ)の引落打


当会では、基本単独動作を何本かある程度できるようになってから、形(かた)の稽古に入る。

ここさいきんは例の流行り病のために稽古場所が使用できなかったり、使用できてもわずか一時間のみだったりするので稽古内容も薄くなりがちだ。

一本目 着杖(つきづえ)をそれなりに覚えていただき、相手と対峙することの緊張感や楽しさを感じ取ってもらったそのままの勢いでさーあ、二本目 水月(すいげつ)!


ところが、たいていの人は、

        水月を突いて

        下がって引落の構え

までは良いのだが、いざ

        引落打(ひきおとしうち) 打ってから足が出て打太刀の顔面を攻める 

のところであれれ、となる。

太刀を打ち落として 顔面を攻める とやって見せて、解説しても、はじめのうちは杖と足が同時に出てしまう。

基本単独動作の「足を踏み出すと同時に顔面を打つ」をしてしまうからだ。

それを防ぐには、水月に入る前に、相対動作の引落打を何回か行い、基本単独動作の引落打との区別をしてからにした方が良い、と先日思ったので備忘録として記す。