2020年2月26日水曜日

錬成講習会

東京武道館主催の錬成講習会に参加してきました。

範士八段は違うぜよ!

釣賀先生が段位審査実施要綱を解説して下さいました。

正しい着装について「背中に袋を作らない。6段7段審査でも乱れてる人がいる。形に入っても乱れないよう、水通しが効いていて体にマッチしてるもの。上下の色落ちの度合いは違いすぎない」ことが望ましい等、詳細を話されました。

適正な姿勢について、宮本武蔵の五輪書の身のかかり(姿勢について。顔はうつむかず、あおのかず~)のくだりをさりげなく暗唱されました。(最前列に座って受講していたので、メモなしで暗唱されていたのを目撃しました!範士八段の先生の次元をかいまみることができました!)

 六段から八段までの①理合 ②風格・品位 について、「形の技術だけでなく、所作ごとが大事。道場の出入り、用具を袋から出すとき、他の段位の審査を見ているときの姿勢」などを例に挙げてお話下さいました。


伝説のアジテーションを君は聞いたか

藤崎先生は「杖道を普及するために知ってもらいたい」と、全剣連杖道制定の経緯について語られました。

「昭和31年に全剣連に加盟するときには、当時の著名な剣道の先生方の推薦があった」「警視庁と消防庁の殉職者を祀る弥生堂の慰霊祭での清水隆次先生の演武を見て、警視庁に清水先生が師範として呼ばれた」等々。これらは数年前に勝浦中央講習会で古川瞬也先生から聞いたお話で、非常に感銘を受けたということでした。

(全剣連登録の?)杖道有段者は全国で2万4千人、東京都で800人くらいだそうです(聞き間違いでしたらすみません)。「一人が1名を杖道に呼び込めば杖道人口が倍になる!」と檄を飛ばされ、約一時間にわたって杖道の魅力を熱く語られました。

先生方の杖道に対する熱情に魅了された講義でした。さらなる普及発展のために、若い人の意見も試験的に取り入れてみるのもよいのではと思いました。

結論
錬成講習会での講義は最前列に座るべし。