二本目 水月(すいげつ)の引落打
当会では、基本単独動作を何本かある程度できるようになってから、形(かた)の稽古に入る。
ここさいきんは例の流行り病のために稽古場所が使用できなかったり、使用できてもわずか一時間のみだったりするので稽古内容も薄くなりがちだ。
一本目 着杖(つきづえ)をそれなりに覚えていただき、相手と対峙することの緊張感や楽しさを感じ取ってもらったそのままの勢いでさーあ、二本目 水月(すいげつ)!
ところが、たいていの人は、
水月を突いて
下がって引落の構え
までは良いのだが、いざ
引落打(ひきおとしうち) 打ってから足が出て打太刀の顔面を攻める
のところであれれ、となる。
太刀を打ち落として 顔面を攻める とやって見せて、解説しても、はじめのうちは杖と足が同時に出てしまう。
基本単独動作の「足を踏み出すと同時に顔面を打つ」をしてしまうからだ。
それを防ぐには、水月に入る前に、相対動作の引落打を何回か行い、基本単独動作の引落打との区別をしてからにした方が良い、と先日思ったので備忘録として記す。
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