2023年11月26日日曜日

五十肩とハイドロリリース療法 Frozen shouder & Ultrasound-guided Fascia Hidrorelease 中編

 人生6ケ所目の整形外科。そう、幸せの青い鳥はいちばん近くにあったのだ。

2時間の待ち時間の間で私は、いちばんつらいのは、鎖骨の中央と耳のまわりであることをつきとめた。腕があがらないのだけれど、痛みのポイントはその二か所であることに、今の今まで気が付かなかったことに我ながら驚いた。そして、腕はまっすぐならゆっくりと上げられるけれど、斜め上には上げられないということもつきとめた。

症状を伝えて、除外のために首のレントゲンを撮ると、お笑いコンビ、アンガールズの田中さんによく似た医師はこう告げた。

「わかった! 胸鎖乳突筋が他の筋膜と癒着しているので、そこに注射しましょう」

ええっ、触れただけで痛いというのに、注射ですか!

ハイドロリリース療法といい、エコーで確認しながら、生理食塩水(と、わずかな麻酔)を注射するのだそうだ。見やると、空になった注射容器が大きなゴミ箱からあふれそうになっている。

一日目は首と僧帽筋あたりの二か所に注射を打ってもらった。打ったそばからすうっとし、死を覚悟していた頭痛が即座に解消した。今どきの整形外科はこんなに進歩しているのか!

(写真は鶏肉です。筋膜ってなるほどいろんな筋肉につながっていますね。筋膜の中には感覚を脳に伝える感覚受容器という神経が含まれているそうです。)

ハイドロリリース療法はこの10年ほどで行われてきているらしいが、Webマスター調べでは整形外科で取り入れているところはかなり希少。

保険診療で打てるのは週に2回まで。ネット検索『ハイロドリリース・整形外科』で出てくるところはぼったくりの値段でびっくり。50肩?で駆け込んだ整形外科が、このハイドロリリース療法を行うところで、まったくもってラッキーだ。

それでも、腕はまだ上がらない。
大会どうしよう。
演武会どうしよう。
昇段審査どうしよう。

死ぬほどの痛みから、大げさながら、命を救っていただいたというのに、大会どうしようなど言っているのは、欲深い気がするので直すのである。



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