2023年1月11日水曜日
生老病死 時間とは何か
出稽古先で打太刀を務めて下さった先達の体躯が、細くなられていた。
遠くからお見かけしてはいたものの、まわり稽古でご指導頂くのが久しぶりだった。体脂肪と筋肉量の減少がそれと見て取れる。体幹の維持にも影響するのであろうか、大変失礼ながら、太刀の威力が弱まっているようにお見受けした。胸がしめつけられた。
非礼を承知で筆を進めていく。もちろん技はご健在である。
修正点をご指摘下さり、時間いっぱいまで繰り返しお相手して下さる。ありがたいと心から思う。
休憩時間にはいつもの笑顔でからかって下さる。
いや、今回だけではない。
ずっとお休みされている先生にも、同じように感じることがあった。人は誰でも年をとっていく。
他の先生も病の影響でずっと休まれていてお会いしていない…。
この動揺をどのように収束させたらよいのか…
物理的に速く、力強く、安定した演武こそがすべてではない。
年齢を重ねて体に不具合があっても、たゆまぬ歩みの姿においては、
物理的な翳りはかえって精神のみずみずしさや明るさを照らし出す。
なぜ時間というものが存在するのか、時間とは何か。子供のころからずっとぼんやりと考えていたのだが、
影があるから光があり、時間はそのプロセスを認識するためのものなのかなあというのがいま時点での理解である。
出稽古の帰り道で
「先生方がみんな年取っていっちゃうよ!どうしよう!」とひとりとり乱して月に涙した。
その分おのれが成長しろよ、と月が答えた。
2022年10月21日金曜日
心こそ メタ認知は一夜にしてならず?
出稽古でのこと。 新人さんが見ているというので、稽古終わりの演武のときに
「ようし、これが先輩の技というものよ」という思いが脳裏をチラッとかすめ(チラッとですよチラッと) なんなら、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」くらいの勢いで挑み、
結果は気合だけが響き渡り技はお粗末という残念なことになった。
( ノД`) その後、何気にネット検索をしていると、いまの私にピッタリな有り難いお言葉に出会った。
心こそ 心迷わす心なれ、心に心 心許すな 不動智心妙録(沢庵禅師著)
くよくよしている暇はない。課題克服のためにくよくよの時間とエネルギーを費やせばよいのだ!
心がけも技もステップアップしよう。
2022年8月24日水曜日
武道とメタ認知
武道とメタ認知などというタイトルをつけるとなにやら小難しそうだが、わたし自身がメタ認知なるものをよく知らない。
しかし、昨日一人稽古をしていてはっと気づいたことがある。
わたしは技なり身体操作が思うようにいかないと、きーっ!となってしまう癖があるのだ。すると、
頭は真っ白になり
鼓動が早くなり
呼吸が乱れ
余計な力みが生じ
次の動きにも支障が生じてしまう。
そうか。
「うまくできないんだね。」
「うまくできなかったね。」
自分の動作を感情と切り離して、動作のみをみればよいのだ。そうすればわざわざ平常心に立て直す作業をする必要が生じない。あせりによる力みも生じない。
むろん、平常心を装って表情を変えずに、演武を最後まで終えることは一応はできるのだけれど。
それにしても…素晴らしい気づきを得ることができた!
気づいたからといってそれが体現できるかは別だけれど。
姿勢と仙骨
姿勢を良くして腰痛改善!との前回のブログに補足したい。
骨盤の上に上半身を載せて腰をまっすぐにしようと書いたのだけれど、腰といってもざっくりすぎる。
ずばり、意識すべきは仙骨なのであります!
以下webマスターの場合。
腰の中央、背骨の一番下についている仙骨を、前傾しすぎているのを伸ばすようにして、うーんと伸ばすようにして立てると、連動して背骨のいくつかの部分がミシッとかポキッとかポキポキポキッとか音を立ててはじける(毎回ではない)。
すると、背骨のわずかなずれがあるべき位置に矯正され(る感じがして)、
血流だとか滞っていたいろんなものが循環していく!感じですこぶる良いのだ。
仙骨ストッレッチについては各自で検索を。
ではでは。
2022年6月29日水曜日
姿勢 どんどん良くなる!
研究熱心な後輩さんに一冊の本を教えてもらった。おうちで居合道。居合の本だが、準備運動の腰の鍛錬により体の動きが変わり、杖にも太刀にも役に立つ優れものである。
基礎鍛錬③蹲踞。骨盤の上に上半身が載っている感覚を掴めるだろうか。
私はこれまで、姿勢を良くしなきゃと背筋を伸ばすことを意識していたのだけれど、伸ばすべきは、まっすぐにすべきは「腰」だったのだ!
おかげで腰痛が快方に向かい、身長もこの齢にして伸びたような気がする。
基礎鍛錬②居合腰 良い姿勢をキープして動くためには、体の前面だけでなく、後ろ側にも力を入れることが必要なのだ!
まわりの剣道高段の先生方の姿勢を思い出そう。普段でも体の後ろ側がすっきりとしていらっしゃる。
姿勢がいいとか風格があるというのは、長年修行を積んだ人だけのものではなくて、そうした体にまずは今すればいい。
本を紹介してくれた後輩さんと、稽古仲間に感謝を込めて。
2022年6月7日火曜日
杖道用品 価格一覧
備忘録。
①木刀 白樫 皮鍔無 3,450円
②剣道袴 NH-TB テトロン 紺 7,100円 (苗字刺繍サービス)
森武道具店にて2019年4月に購入。
「一式そろえると2、3万円かかるよ」と言っているのだが、もう少し正確にお伝えしたい。道着も買ったんだけど、領収書どこにいったかな…。
①木刀 白樫 皮鍔無 3,450円
②剣道袴 NH-TB テトロン 紺 7,100円 (苗字刺繍サービス)
森武道具店にて2019年4月に購入。
「一式そろえると2、3万円かかるよ」と言っているのだが、もう少し正確にお伝えしたい。道着も買ったんだけど、領収書どこにいったかな…。
(2022年現在値上がりしています。)
2022年6月6日月曜日
武道と農業 田植えに有効なナイハンチ
田植えをした。中年になって人生初めての田植えである。ワクワクする。
泥が気持ちいい。
足だけでなく全身浸かりたい衝動を何度も抑えて苗を植えていく。横一列に参加者が並び、後ろ向きに移動していく。自分の足があった場所に穴があく。それを埋めるのに、手ではなく足でやってみた。猫足立ちだ。いいぞ。
そして、手に持った苗がなくなるとトレーの所まで取りに行くのだが、これまた足が泥に埋まりひと苦労する。横一列を作るために田んぼの両端に紐を持った人が作業を見守って(見張って?)待っているのだ。
ううむと思いナイハンチで移動してみる。いいぞ。抜き足も差し足もスムーズだ。ズボッ、ペチャッではなく、わりとサクサク移動できる。疲れるけど。
持病の腰痛が作業中に出ないか不安だったのだが、基本ナイハンチ立ちで苗を植え、泥をならして穴を埋めるのは猫足立ちで行い、移動はナイハンチで横移動と、空手の立ち方が非常に役に立った。腰痛のよの字も出ない!
農作業と武道の体遣いは同じものがあるとよく聞く。おそらくクワで土を耕したりするときも、身体に負担をかけないで有効な道具遣いが長時間可能なのだろう。
悲しいかな私はそれをしたことがない。
農作業と武道のどちらもが、現代ではわざわざお金を払って、時間と気持ちのゆとりがなければ体験することができなくなっている。明治維新以降徐々に、太平洋戦争後は急激に?
着物や履物しかり、トイレや清掃しかり。日常の中でしぜんと丹田を鍛える機会が減らされている。この日は参加者数十名で一反七畝(いったんななせ)を植えた。平米や坪でない、昔ながらの面積の単位がわからないことも実感した。まずいぞ、日本。取り戻せ、日本。
テーマを戻そう。
手植えの田植えには空手のナイハンチが有効だ!
そして猛烈に腹が減るのだ!
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