さて。
講習会で云われるのは、基本なのだ。
1本目から始まって12本目まで、単独動作も相対動作も、とにかく基本なのだ。心構えや所作なども教えていただくのだが、言い 換えると、いかに基本ができていないかなのだ。
収穫その1
引落打をする前の捨て太刀(切りつけるように中段に構える)の高さが低い人がいた。
聞くと、「剣先の延長が相手の眼の高さ」の原則に従うよう先生から指導されているという。ワタシの周囲では「原則はあるのだけれど打ちやすいよう胸かのどの高さ」なので、かなり打つのが難しかった。逆に相手の方は、私の切りつけの高さだと高くて難しいとのことだった。
収穫その2
打太刀で巻き落とされるとき。ものすごい威力ので巻き落としをする方がいた。
名付けて巻き落とし大王!👳
注意して見ると、切りつけた太刀を受けるときに十数ミリ(?)内側に杖を巻き込んでいた。これはワタシも数ミリだけならするのだが、あきらかにペットボトルのふたをまわすがごとく(杖の位置は変えずに)回転させていた。また、巻き落とす寸前には反対方向に同じだけ回転させていた(これは私はしないし、私の周囲でもする人をみたことがなかった)。
威力があるからといって先生方から習っていない方法なので真似はしない。そして、吹っ飛ばされないようにするためのコツがつかめた。
どんな相手でも自分の体勢を崩さずに対処できるようになるのが課題だと痛感した。
そのためにも基本だなあ基本だなあ。😃
高齢の方、とくに後期高齢者と言われる年齢と思しき方の稽古する姿にはリスペクトの念がこみあげてくる。
どのようなお心持で励んでいらっしゃるのか、あれやこれやと想像を巡らすも、自分がその身になってみないと皆目わからない。若造が張り切るのは当たり前といえば当たり前。
ただただすごい。
0 件のコメント:
コメントを投稿